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こんにちは。大久保インターネット商店街です。
■ 「紫陽花」が市の花、って知ってたかな♪
ワールドカップで来日した選手たちのスーパープレーに魅了されましたが、気温と湿度の高さには選手も相当苦労したようです。慣れている日本人でも、梅雨にはちょっとうんざりしてしまうのだから、外国から来た人たちにはかなり厳しい季節なのでしょう。
ところで梅雨の季節の花といえば紫陽花ですが、習志野市の花が紫陽花だってこと、知っていましたか?特に最近習志野に住むことになった人にとっては、あんまり意識していないんじゃないでしょうか。特別有名な紫陽花の自生地があるわけでもないのに、なんで紫陽花が市の花なんだろう。そんな疑問にバッチリ応えちゃうのがこの記事です。
船橋や千葉と違って、習志野市は新しい街です。土地の歴史は古いところですが、市としてはそんなに歴史があるわけじゃないんですね。だから、いろんなことがわりと最近決められているんです。
市の花が紫陽花になったのも実は昭和四十五年のことでした。昭和四十五年、西暦なら1970年。あの大阪万博が開かれ、日本が高度成長のピークに達したといわれる年です。
実は習志野市は文教住宅都市憲章なんてものを制定していまして、その関連でこの年は緑化五ヵ年計画の初年度になっていたのです。
緑の多い住環境というとイメージがいいのですが、習志野は昔ホコリの町なんて言い方がされたくらい土ぼこりが多かった土地です。表土が出ている畑が多いことや北に広い自衛隊の演習地があったりして、風が抜けやすい土地柄であったり、南側も埋立地で植生が進んでいなかったりしていました。最近は住宅も多くなり、かなりましになりましたが、30年以上前はうるおい感が足りなかったのでしょう、この緑化計画を期に、習志野市の木と花を選定しようということになったのでした。 |
市の花と木を決めよう用というのだから、自生地があってなじみがあるとか、象徴的なものであるとかするのが普通でしょう。しかしこの時は、なんと行政サイドで木と花を五種類づつ選定して、それの中から市の木と花を市民のアンケートによって決定することにしたのです。
候補に上がったのは、木がアカシア、キョウチクトウ、マテバシイ、イチョウ、ヤナギ。花が紫陽花、カンナ、ヒマワリ、キク、サルビアということでした。当時の広報紙の記事では、植物事典の記載のようにそれぞれの木や花が紹介されています。一部を引用しますと、(紫陽花 六月中旬から七月下旬にかけて淡紫色の花をつけます。花の色は、土壌の酸性が強いと藍紫色に、アルカリ性が強いと紅色味をまします。移植も容易で、根分け、挿し木でよくふえます。)こうした紹介がすべての植物について書かれた記事を見ても、これが緑化条件を考慮した選定だったということがうかがえます。
ちなみに、昭和四十五年から四十九年にかけて計画された緑化五ヵ年計画では、各年次ごとに緑化対象重点施設というものが設定されていました。初年度には、幼稚園から私立学校までが対象となっていて、学校での緑化推進運動が行われていたそうです。毎年六月がさし木運動月間となって、トータルで一万六千九百本もの挿し木が行われるという記事がありました。
二ヶ月間のアンケートの結果、市の木にアカシア、花に紫陽花が選ばれました。決定を伝えた昭和四十五年九月の市広報では、たくましいアカシア、やさしい紫陽花というようなタイトルで。緑化計画にとりいれ緑の習志野をというサブタイトルがついた記事が掲載されていました。
アカシアについては、その植物としての特性の紹介に続いて、十月に東習志野町二丁目の街路樹に百六十本植える計画があり、その他にもマラソン道路や公園にもどんどん市の木を植えて、緑の町つくりを進めますとあります。紫陽花でも特性の紹介に続けて、市では学校の花壇、公園、地域花壇に植えていきます。となっています。
取材協力 習志野市役所 すぐきく課 |