<大久保発見>

大久保タイムズ第8号
掲載記事(2001.11.5)

□□ みどりの会(習志野の森とみどりの会) □□

 習志野警察の前の通りを実籾方面に行くと、左側にこんもりとした森が見えてきます。通りに面して門があり、いつもしまっているので、ここは何だろうとと思った方も多いと思います。ここがうわさの習志野の森です。旧軍隊から千葉大学腐敗研究所と変遷を経て、森全体をつぶしての公務員住宅の建設計画が持ち上がりました。

 突然の話に、地域の人達は、保全の願いを込めてこの場所を習志野の森と名づけて熱心な活動を展開した結果、紆余曲折はありましたが、緑地として保全されることが決まっています。この保全活動の中心的役割を担いつづけてきたのが、みどりの会です。

 みどりの会は今年で10周年を迎えます。こんなに長く続ける気は無かったのにと笑ってお話してくれたのは、会長の松村洋子さんです。習志野の森の目の前にある「やひろ学園」の園長さんで、子供たちの個性や自主性を最大限に生かすモンテッソリー教育で知られた方です。

 みどりの会は1991年6月に発足し、活発な反対運動を展開します。市内11箇所での写真展、緊急アピール、公開質問状などで、多くの市民に習志野の森の保全を訴えました。マスコミも取り上げてくれ、慣れない記者会見などに臨んだのもこの頃です。

 一方、当時から現在まで年4回の開放日、毎月の清掃活動を欠かすことなく続けています。開放日には、多くの方が習志野の森を訪れ、季節の自然を楽しむだけでなく、絵を書いたり、つくしを採ったりと様々な楽しみを見つけていかれます。秋のお茶会やオカリナコンサートも大好評です。すべて、みどりの会のメンバーや、会員のネットワークで参加してくれたボランティアで運営されています。

 習志野の森の主役は、いつに変わらず子供たちです。人工的な遊具は何もない習志野の森ですが、子供達は遊びの天才です。森の中で,草原で、そして1本のロープで、一日を過ごしています。開放日には、濃密な時間が流れています。みどりの会は「この自然を子供たちの残そう」をモットーに、子供たちの自然体験にもっとも力を注いでいます。年4回の森の開放日には、大久保小、大久保東小、実籾小の全生徒に1500枚のビラを配布して、森の見所を案内しています。毎回のように来る熱心な子供さんもいて、こどもさんの成長を見るのも楽しみの一つです。
 
 また、学校の授業や子供会活動での団体利用を日常的に認めるよう、森の所有者である財務省と粘り強く交渉を重ねた結果、やっと今年から市が間に入って利用が認められました。来年から本格的に導入される総合的学習の時間の利用が大いに期待されています。
 
 

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